氏名:荒本 智大 (Aramoto, Chihiro)
学年:D1(京都大学大学院教育支援SPRINGプログラム(JST次世代))
血液型:B型
略歴:兵庫県出身 加古川東高校 → 京都大学
趣味:謎解き、料理、読書、カラオケ
コメント:auggccaaagaaauguacugggccuacuaa
連絡先:aramoto at hikari.kuchem.kyoto-u.ac.jp

研究テーマ

光センサータンパク質TePixDの集合反応機構の解明、下流分子探索

 好熱性シアノバクテリアThermosynechococcus elongatus BP-1に由来する青色光センサータンパク質TePixDは、発色団としてフラビン分子をバインドするBLUFドメインを持つタンパク質であり、溶液中ではリング状の十量体を形成する。光強度依存的な反応については以前より研究されており、弱い光によって十量体のうち1つの分子が光反応する際にダイナミックな構造変化が起こることが知られていた。しかし最近、より強い光を照射するとTePixD分子同士が集合し、目視でも溶液が濁っているのが分かるほど巨大なクラスターを可逆的に形成することを発見した。天然タンパク質の光依存的・可逆的なクラスター形成は類例のない反応であり、そのメカニズムや生理的意義には興味が持たれる。

 これを明らかにするため、過渡回折格子(TG)法を中心とした分光法による反応ダイナミクスの決定と、変異体解析などによる反応部位・反応条件の特定を組み合わせることによって反応のメカニズム推定を進めている。また、下流分子タンパク質の探索やin vivo条件下での反応活性の測定を行うことで、生理的意義を解明することも目指している。


 

研究業績

国際ワークショップ(査読なし, ポスター発表)
1)〇荒本智大、増田悠祐、床次俊郎、寺嶋正秀、中曽根祐介
『The Control and Design of Structure and Functions of Supermolecules and Biomolecules by Solution Environment』, タイ, 2025年10月

国内学会(口頭発表、査読なし)
1) 〇荒本智大、中曽根祐介、増田悠祐、床次俊郎、寺嶋正秀
光誘起でクラスター化する光応答タンパク質TePixDの反応と下流分子探索
『日本化学会 第104春季年会』、H936-3pm-14、千葉、2024年3月
2) 〇荒本智大、増田悠祐、床次俊郎、寺嶋正秀、中曽根祐介
青色光センサータンパク質TePixDの光強度依存的クラスター形成
『日本化学会 第106春季年会』、A1458-1pm-05、千葉、2026年3月

国内学会(ポスター発表、査読なし)
1) 〇荒本智大、中曽根祐介、増田悠祐、床次俊郎、寺嶋正秀
光誘起でクラスター化する光応答タンパク質TePixDと下流分子候補Tll0076の相互作用解析
『第24回日本光生物学協会年会』、P26、京都、2024年7月
2) 〇荒本智大、中曽根祐介、増田悠祐、床次俊郎、寺嶋正秀
光誘起でクラスター化する光応答タンパク質TePixDの下流分子探索と相互作用解析
『第18回分子科学討論会』、1P069、 京都、2024年9月
3) 〇荒本智大、中曽根祐介、増田悠祐、床次俊郎、寺嶋正秀
青色光センサータンパク質TePixDが引き起こすクラスター化の反応機構解析
『日本化学会 第105春季年会』、[PB]-2am-39、大阪、2025年3月
4) 〇荒本智大、増田悠祐、床次俊郎、寺嶋正秀、中曽根祐介
Time-Resolved Study of Light Intensity-Dependent Clustering Dynamics of TePixD
『第64回日本生物物理学会年会』、2Pos027、奈良、2025年9月